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三脚はなぜ「三」脚なのか-カーボン三脚がぶれを抑える理由

三脚はなぜ「三」脚なのか-カーボン三脚がぶれを抑える理由

3 点支持という静力学の基本から、ブレの正体まで はじめに 写真や動画を撮る人なら一度は疑問に思ったことがあるはずです。「どうして三脚は 3 本脚なのか。4 本でも 5 本でも、脚が多いほうが安定しそうなのに」と。実はここに、高校物理(Ⅱ・Ⅲ)で学ぶ“静力学”のエッセンスが詰まっています。この記事では数式をなるべく噛み砕きつつ、三脚のブレがどこから来るのかを理屈で追いかけてみます。計算用紙は要りません。   「3 点」で平面が決まる まず、机の脚を 3 本にイメージチェンジしてください。どんなに床がデコボコでも、3 本脚ならガタガタせずピタッと据わります。理由は単純で、任意の 3 点は必ず 1 枚の平面を定義するからです。静力学で物体が静止する条件は三つ──水平方向・鉛直方向それぞれの力のつり合い(ΣFx=0, ΣFy=0)、そして任意点まわりのモーメント(回転)のつり合い(ΣM=0)。支点が 3 つなら未知の反力も 3 つ。方程式の数とぴったり一致し、構造は “静定” と呼ばれます。過不足なく解けるので、物理的に無理なストレスが生まれません。 4 本脚になるとどうなるか。支点は 4...
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トラバース三脚 KY224CL+BH25R

トラバース三脚 KY224CL+BH25R

コンパクトながら安定感を追求した登山三脚 AOKAの登山三脚シリーズから、さらなる安定性と携帯性を備えた「トラバース三脚 KY224CL+BH25R」が登場しました。本モデルは、長距離の登山やトレッキングを想定しながらも、しっかりとした撮影を可能にする設計が特徴です。 折り畳み時の長さ43cm、直径6cm、重さ1.1kg。伸長時には最大154cm 本体重量850g、雲台込みでもわずか1.1kg。AOKAの特徴でもある10層カーボンファイバー素材を採用し、耐久性と軽量性を両立しています。 収納高は430mmとコンパクトながらも、最大伸長時には1,540mm(雲台込み)を確保。センターポールなしでも1,270mmの高さがあり、アイレベルに近い撮影を可能にします。 新開発のアルミ製センターポールを搭載 本モデルでは新たにアルミ製センターポールを採用し、軽量ながらも剛性を強化。脚部にフィットする特殊な形状により、収納時のコンパクトさを維持しながら、直径はわずか6cmを実現しました。これにより、持ち運びやすさが向上し、登山やトレッキングの際にも嵩張らずストレスなく携行できます。 ローポジション撮影やパノラマ撮影にも対応 最低高150mmまでのローポジション撮影に対応。フラットな地面や岩場でも柔軟にアングルを調整できます。 さらに、付属のアルカスイス互換自由雲台(BH-25R)は、パノラマパン機構を搭載。山岳風景などの広大な景色をスムーズにパノラマ撮影できます。 安定性を確保する4段伸縮式脚部 一般的なコンパクト三脚では5段伸縮が主流ですが、本モデルは4段伸縮を採用し、最下段の脚径13mm確保。これにより、最大まで伸ばした際の安定性を向上させています。   6年間の無料保証付き AOKAの長年のノウハウを活かし、登山用途でも耐久性を発揮する設計。安心の6年間無料保証付きで、長期にわたり使用できます。   製品仕様 品名 : AOKA カーボン トラバース三脚 KY224CL+BH25R 脚部材質 : 10層カーボンファイバー センターポール材質 : アルミ...
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