MPC4.0
スマートフォンでの本格的な撮影に。AOKAより専用の自由雲台が登場
日進月歩のスマートフォン。数ある機能のなかでもカメラ機能の進化には目を見張るものがあります。高感度耐性の向上や光学手ブレ補正、4k60fpsの撮影に加えLogやProResでの撮影も可能になってきました。
AOKAではこれまでスマートフォンホルダーを販売してきましたが、このたび、より本格的な撮影にも耐えうる機材として、スマートフォン雲台 MPC4.0を発売いたします。
手のひらサイズのスマートフォン専用“自由雲台”
従来、一般的なスマートフォンホルダーは、バネによる固定がほとんどで、指で押し広げながらホルダー本体と並行に締め付けるのは、コツとある程度の力が必要でした。さらに、スマートフォンのレンズの位置を微調整することができなかったため、超広角レンズが搭載されている昨今のスマートフォンでは、リグや三脚が写り込んでしまうと言う事態もしばしば起こっていました。
AOKA MPC4.0はネジによる固定で、下部であらかじめ位置を決め、もう片方で締め付けると言う構造です。これにより、安定した固定と、スマートフォンのレンズ位置の微調整を行うことが可能になりました。
スマートフォン固定部と本体はボールジョイントとなっており、ネジ一つで固定・解放ができます。縦撮影・横撮影の切り替えに加え、上・左・右に切り欠きがあり、例えば真俯瞰撮影を行うこともできます。
アルカスイス互換
三脚とは一般的な細ネジ(1/4インチネジ)での接続に加えて、本体下部のベース部分がアルカスイス互換となっています。そのため、三脚から雲台を取り外すことなく素早くスマートフォンでの撮影への切り替えが可能です。
自立させることで単体でも
AOKA MPC4.0には収納式の自立プレートがついていることも大きな特徴です。
スマートフォンを取り付けると重心は手前側、スマートフォン画面側に傾くのですが、それを支えるためのプレートが折り畳まれています。このプレートを展開することで、MPC4.0単体で自立させることができ、ミニ三脚のような使い方をすることができます。
ローアングルからのダンスの撮影や、TikTokの撮影、デスクワークにおいても活躍します。
コンパクトビデオ雲台との組み合わせでレベリング雲台が不要に
スマートフォンである程度本格的な動画撮影をしようとした時には、小型でフラットベースのAOKA ST-5のようなビデオ雲台が選択されることが多いかと思います。
その場合、水平出しをどのように行うのかが問題になってきます。一つにはレベリングベースを使うことですが、AOKA MPC4.0を使うことでその必要もなくなります。
最小限・最軽量の構成で本格的な動画撮影をスマートフォンで行うことができます。
アクセサリー取り付けネジで幅広い拡張性
上部スマートフォン固定ネジに1つ、スマートフォン固定部下部に1つ、背面に2つ細ネジ(1/4インチネジ)規格の三脚アクセサリー取り付けネジがあります。市販のアタッチメントを使うことで写真のように録音機材を取り付けたり、アームを取り付けることで小型の照明などを取り付けることができます。
CNCアルミ切削による丁寧なつくり
スマートフォン自由雲台はアルミ切削による精巧なつくりとなっており、大型のスマートフォンまでしっかりと固定できます。
アルカスイス対応のプレート部分までアルミニウムとなっており、カーボン三脚やアルミ三脚などの本格的な機材との組み合わせにもマッチします。