登山におけるトラベラー三脚の使用感

登山シーンにおいて、コンパクトかつ軽量設計の三脚を選ぶことは大切です。しかし、コンパクトなミニ三脚は携帯性には優れているものの「風の影響を受けて三脚が倒れてしまった」「三脚が短いからハイアングルの撮影ができない」などの難点が挙げられます。

このような不便な状況を解消できるのが、アウトドアシーン向けに作られたトラベラー三脚です。安定性や耐久性はもちろん、撮影をサポートする機能がたくさん搭載されています。

今回は登山においてトラベラー三脚を使う理由を解説するとともに、AOKAのトラベラー三脚KG254Cを鹿児島県霧島市にある大浪池(登山道)に持っていき、実際の使用感をお伝えします。

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登山で比較的大きい三脚を使う理由

登山で比較的大きい三脚を使う理由は、以下の通りです。
  • 程よい重量感があるので安定した撮影ができる
  • ハイアングルの撮影ができる
  • 撮影をサポートする機能が充実している
  • ミニ三脚よりも重量のあるカメラを搭載できる
  • 安定性に優れているのでブレのない撮影ができる
     

ミニ三脚のようにコンパクトかつ軽量設計の製品は携帯性に優れているものの、風の影響を受けやすいのが難点。三脚が倒れてカメラが破損したり、風に煽られて写真や動画がブレてしまったりすることも考えられます。

一方で、トラベラー三脚は本体重量が重くて風などの影響を受けにくくなっています。山は平地よりも風が強いため、重量のある三脚を選ぶことがポイントです。素材は軽くて耐久性のあるカーボン素材がおすすめ。重すぎる三脚は持ち運びにくいので、本体重量は約1〜1.5kg程度を目安にしましょう。

 

自由自在に高さを調節できる

トラベラー三脚とミニ三脚の決定的な違いは、三脚の高さです。一般的なトラベラー三脚の全伸長は約1600mm。ミニ三脚は約600mmです。

トラベラー三脚は目線の高さにカメラを設置できるため、ハイアングルの撮影ができます。また、ミニ三脚同様にローアングルにも対応しているので、さまざまな撮影場所で活躍します。


快適な撮影をサポートする機能が充実している

トラベラー三脚は撮影をサポートする機能が充実しています。

 

トラベラー三脚の魅力的な機能

  • カメラを水平に保つ水準器
  • カメラの取り付け・取り外しが便利なクイックシュー
  • 開脚角度調節機能で傾斜面でも安定した撮影ができる
  • 自由雲台でカメラアングルを細かく調節できる
  • 一脚として活用できる
     


トラベラー三脚のなかには、上記の機能をすべて搭載した製品があります。ミニ三脚はコンパクトかつ軽量設計を重視しており、トラベラー三脚と比較して機能性は劣る印象。一方で、トラベラー三脚は携帯性と機能性をどちらも重視しているので、本格的な撮影ができます。

 

ミニ三脚よりも重量のあるカメラを搭載できる

三脚を選ぶときは、三脚がどのくらいの重さに耐えられるかを表す耐荷重を確認しておくことも大切です。耐荷重を超える機材を無理に載せると不安定になったり、三脚ごとひっくり返ったりする可能性もあります。

コンパクトかつ軽量なミニ三脚の耐荷重は3〜5kg程度で、トラベラー三脚の耐荷重は約20kgです。トラベラー三脚は軽いカメラから重たいカメラまで対応しているのが特徴。広角レンズや望遠レンズを使って表現の幅を広げたいなら、トラベラー三脚がおすすめです。

 

AOKA トラベラー三脚 KG254Cの概要

【商品概要】
品名:KG254C
材質:10層カーボンファイバー
本体重量:1.41kg
パイプ径:24.5/21/17.5/14mm
雲台:アルカスイス互換雲台
段数:4
収納高:579mm
全伸長:1624mm
最低高:179mm
耐荷重:16kg

KG254Cは、アウトドアシーンで活躍するフォトグラファー向けに設計されたトラベラー三脚です。本体重量が1.41kgと軽量でありながら耐荷重は16kgまで対応。さまざまなカメラを搭載できるため、撮影の幅も広がります。

本体素材は10層カーボンファイバーを採用。軽量で衝撃に強い設計なので、アウトドアシーンに最適です。また、着脱式のセンターポールを搭載すれば一脚としても活用できます。

保証期間や付属品などの詳細については、AOKA公式サイトをご覧ください。

 

AOKA トラベラー三脚 KG254Cの魅力を解説

AOKAトラベラー三脚KG254Cの魅力的なポイントは以下の通りです。

  • 傾斜のある場所でも撮影できる
  • 金属製石突を装着すれば砂地でも三脚を設置できる
  • ハイアングルだけではなくローアングルの撮影にも対応
  • カメラと雲台の着脱がスムーズ


傾斜のある場所でも撮影できる

 

一般的な三脚の場合、以下画像のように地面が凸凹の場所では水平を保つことができません。三脚を置けたとしても不安定になるので、風の影響を受けたときに倒れてしまう危険性があります。

一方で、トラベラー三脚KG254Cは開脚角度調節機能を搭載。設置場所に合わせて脚の角度や高さを細かく調節できます。



三脚は4段仕様なので、1本だけ伸ばしたり短くしたり自由自在に長さを変えられます。また、上記画像のようにセンターポールの長さと自由雲台の角度を調節することで、崖の上から下に覗き込むアングルの撮影ができます。

ゴツゴツした岩がある場所では、カメラを水平に保つことが難しいと思います。トラベラー三脚KG254Cは、縦位置用と横位置用の水平器が搭載しているので、険しい道でもスムーズにカメラをセッティングできました。

水平器はクイックリリースの後方とプレートのリリースノブに搭載。見やすい位置にあるので、操作性も抜群です。


金属製の石突を装着すれば砂地でも三脚を設置できる


トラベラー三脚KG254Cは、ゴム製と金属製石突の2種類を採用しています。ゴム製は滑り止め効果があるので、岩やコンクリートに設置したいときに便利です。



金属製石突は先端が尖っているので、砂地や雪など地面が緩い場所に最適。しっかり突き刺すことで安定感が増して風の影響も受けにくくなります。



石突部分はクルクルとネジを回すような仕様になっているので、ゴム製と金属製石突をスムーズに取り替えられます。


ハイアングルだけではなくローアングルにも対応



トラベラー三脚KG254Cの全伸長は1624mm、最低高は179mmです。目線の高さにカメラを設置するのはもちろん、すべての脚を広げるとローアングルの撮影もできます。



以下は、鹿児島県霧島市にある「丸尾滝」で撮影した写真です。滝の手前に落下防止用の柵を設置していますが、カメラマンとしては滝の手前にある柵を写したくないと思います。



トラベラー三脚KG254Cは目線の高さまで三脚を伸ばせるので、手前にある障害物の影響を受けることなく撮影できます。

トラベラー三脚KG254Cはハイアングルとローアングルどちらにも対応しているので、一人の登山でも誰かに撮影してもらっているような演出も可能です。



被写体に合わせて三脚の高さや角度調節ができるので、写真や映像表現の幅が広がります。風景写真やポートレートなど、クリエイティブな作品づくりを求めている方にもおすすめです。

カメラと雲台の着脱がスムーズ

トラベラー三脚KG254Cは、アルカスイス互換自由雲台を採用しており、カメラと雲台の着脱がスムーズにおこなえます。三脚での撮影をしながらすぐに手持ちに切り替えられるので、シャッターチャンスを逃しません。

AOKA トラベラー三脚 KG254Cはこんな人におすすめ

  • 登山で本格的な写真・動画撮影をしたい人
  • 携帯性だけではなく機能性も重視している人
  • ハイアングルとローアングルどちらの撮影もおこなう人


トラベラー三脚KG254Cは、耐久性・機能性のバランスがとれた製品だとわかりました。比較的大きな三脚のなかでも1.41kgと軽量化を実現。安定性にも優れており、16kgの耐荷重を誇っています。登山で本格的な撮影をしたいなら、ぜひトラベラー三脚KG254Cを使ってみてください。




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