TKPRO524C

業界トップクラスの堅牢性。

 AOKA社のシステマティック三脚のフラッグシップモデル、TKPRO524C。耐荷重は40㎏を実現しています。野鳥撮影に必須の長玉望遠レンズから動画撮影まで、幅広い現場に対応出来る、まさにシステマティック三脚の代表といえる逸品です。

 AOKA社のコーポレートカラーであるブルーに輝く金属部のバランスも良く、美しい仕上がりとなっています。

 

十分な伸高

 三脚選びで気になる点は伸高ですが、本製品は4段カーボンで1580mmを確保しています。
1580mmというのは雲台を取り付ける前の計測値なので、雲台を付ければ凡そ+10~15㎝ということで、ファインダーの高さは170㎝前後を確保出来ます。三脚として十分な高さを確保していると言って良いでしょう。
また、折り畳めば580mmまで小さくすることが可能で、取り回し性もしやすいです。


軽量化された本体重量

 本製品は本体重量2.6kgと、40㎏の耐荷重や1580mmの地上高に対して充分な軽さを実現しています。キャリーバッグも付属しており、現場への携帯にも優れています。

 

進化したカーボン素材

 圧倒的な強度を実現しているのがカーボン素材です。本製品は三脚の大部分を占める脚部に、アルミニウムよりも軽く強度のある10層カーボン素材を使うことで、圧倒的な強度を実現しました。

 カーボン素材は、カーボン繊維を何層にも重ねて整形していきます。TKPRO524Cは前回のマイナーチェンジでカーボン層を8層から10層へと増やし、その強度を更に向上させました。10層カーボンは現在のところ業界トップクラスのカーボン層数で、AOKA社の技術力が感じられる設計となっています。
 カーボン繊維には繊維の方向性があり、以前言われていたカーボンの破損というのは、その繊維の弱い方向に想定以上の力がかかることでひびが入り、そこから折れてしまうというものでしたが、本品は層ごとに繊維の方向を変えて整形配置することにより、割れの発生を防ぎ、耐荷重40㎏という数字を実現しています。

 

ローポジション、三脚の開脚

 システマティック三脚の機能の1つに、ローポジション(最低高)が挙げられます。草花や昆虫の撮影などをする際にも必須の機能ですが、本製品の最低高はわずか120mm。


 ローポジションへは、各脚の上部に設置されている開脚ストッパーを解除することで簡単に移管できます。ロー、ミドル、ハイの3ポジションの設定がされているので、お好みの位置で高さを設定することが可能です。本製品の開脚ストッパーは、引き出して開放し、押し込んで固定させるという極めて単純な構造ですが、機械化されていないため中のギアやバネが壊れる等の事故の発生とは無縁です。個人でのメンテナンスにも特化した設計と言えるでしょう。

 

 

雲台取り付け

 本製品の雲台の取り付け径は85㎜となっており、センターポールなどのサードパーティ製品の取り付けも可能です。また、映像用のビデオアダプターは ⌀100mm⌀75mmのどちらにも対応しており、お好みや用途に合った機器の使用に対応しています。

 

付属品

 付属品は、専用ケース、石突×3、雪上用スノーシュー×3、三脚の開脚調整用レンチ、保証書となっています。

 

 

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