システマティック三脚とは?

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 実は定義が曖昧なシステマティック三脚、その呼び方もメーカーによって若干異なっていたりします。今回はシステマティック三脚についての特徴を解説しました。

 システマティック三脚の特徴は、外見からも分かる通り、このセンターポールの無いシンプルな形状と、圧倒的に太い脚部にあります。明らかに堅牢に見える外見でありながら、余計な付属品の無いこの三脚は、撮影者の使用用途に合わせた拡張性に特化しています。

 

用途に合った拡張性

 当然のことながら、ビデオグラファーとフォトグラファーでは三脚の用途は大きく異なるでしょう。その相違点として、あくまで大雑把にではありますが、動的なものを写すのと静的なものを写すと言う点が挙げられるかと思います。
 
そして、その際にまず異なるアクセサリーに「雲台」と言うものが挙げられます。フォトグラファーにとっては、被写体を撮る際にまずはフレキシブルな動きで構図を決め、ピタッと動きを固定する自由雲台、もしくは垂直・水平・回転の動きによりじっくりと構図を定めたい3way雲台が代表的なのではないでしょうか。
 一方で、ビデオグラファーにとってはその名の通り「ビデオ雲台」がまさに主流の雲台となっています。
 
 こうした用途に合わせ雲台を使い分けて取り付けられる三脚こそが、システマティック三脚なのです。中央のアダプターをそのままに、自由雲台や3way雲台を取り付けての使用はもちろんのこと、ビデオアダプターを取り付けてのビデオ雲台の利用も可能であり、フォトグラファーからビデオグラファーまでの幅広い撮影をサポートします。

 

圧倒的な安定感

 システマティック三脚のもう一つの特長は、とにかく頑丈で、耐荷重が桁違いなところにあります。例えば、弊社が取り扱っているAOKA社のシステマティック三脚、TKPRO524Cの耐荷重は40㎏を誇っています。これはAOKA社だけでなく、他社のシステマティック三脚についても同様に、同サイズの映像用・写真用三脚に比べて耐荷重が高いというスペックになっています。
 
 よくある質問で「え!40キロって、そんなに重い機材を使ってるの?」や「そんなに耐荷重必要ないよ」と言うものがあります。おっしゃる通り、昨今の軽量ミラーレス一眼や、フルサイズミラーレス機での動画撮影では、いくら外部モニターなどを取り付けたとしてもそこまでの重量にはならないでしょう。
 
 しかし、実は重要なのは本体の重量よりも、その機材を乗せた後の取り回しにあります。仮に、一先ず載せられたとしても、華奢な三脚では周りの振動がもろに伝わってしまう。一見、普通に載ってしまいそうなそこそこの三脚でも、周りの動きは振動となって目に見えないブレを生んでしまう事は良くあります。失敗の許されないプロの現場では、このブレ問題と安定感は切っても切り離せない重要なポイントなのです。
 
 そうした問題を考えた時、耐荷重40キロと言うのは「これだけの余裕があれば大丈夫だろう」と言う安心感に繋がるのです。

 

カーボン素材による軽量化

 近年、多くの三脚はアクリル繊維やピッチと言った原料を高温で炭化して作った炭素繊維(通称カーボン)を使用しております。航空機などにも用いられるこの素材は、軽量でありながら強度もあり、振動減衰性にも優れていることから三脚に採用される様になりました。
 
 三脚の強度を上げるためには、やはり三脚の脚部分を強化する必要があります。その方法は至ってシンプルで、脚部のパイプを太くするか複数本にするかとなります。基本的に三脚の一遍の足が二本で構成されるのがビデオ三脚であり、一本を太く頑丈に仕上げたのがシステマティック三脚となります。
 
 強度を上げるために脚部を太くするわけですから、当然ながら本体重量は重くなります。そこで、素材をアルミニウムなどの金属からカーボンを用いる事で、強度はさらに向上しながらも軽量化を実現する事が出来ました。
 カーボン繊維には繊維の方向性があり、近年では強度を上げる為に層ごとに繊維の方向を変えて整形配置することにより割れの発生を防いでいます。こうした構造により、軽量化でありながらしっかりとした強度を保てるのです。


システマティック三脚のすすめ
 従来であればプロ用機材の代表であり、大型の機材を用いる場合に選択肢として挙げられたシステマティック三脚、本来では各三脚メーカーのフラッグシップモデルとされていることが多く、当然価格も10万を超えるものばかりでした。
 
 AOKAでは、まだシステマティック三脚を使用した事の無い初めてのユーザーからプロフェッショナルユーザーまで、幅広い人たちにその魅力をお伝えするべく、自社工場からの直輸入で、従来には無い低価格での販売を実現する事が出来ました。とは言いつつも、4万~5万円代と三脚としては中々高級な部類に入るかと思います。しかし、一度使い始めてしまえばその拡張性は非常に高く、当ホームページを通しての購入でしたら6年の保証も付きますので、是非この機会にシステマティック三脚をお試し頂ければと思います。
 

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