バイクツーリングに理想的なミニ三脚 - AOKAミニ三脚レビュー
バイク乗りにとって、ツーリングは一番の思い出となります。
青い空が広がる日、心地よい風が吹いた日に気の向くままに走ったり、仲間と素晴らしい景色を求めて走りに行く人も多いかと思います。
そんなツーリングの時にいつも「あったら便利」と思うアイテムがありました。
それが「三脚」です。
しかし、車と違い車載量が少ないバイクにとって、余計な荷物は積みたくありません。
積んで行っても、使い道がなければ邪魔なものになってしまいます。
特に「三脚」は、大きくて重い物というイメージがあり、バイクに三脚を積むなら他の荷物を積みたいと思う方が自然です。
最近は、スマートフォンの普及により、バイクにも積載できそうな軽量でコンパクトで安価な三脚もたくさん販売されています。
そんな中で、今回、AOKAのミニ三脚CMP163Cと、ロングタイプのCMP163CLを使用しました。
ツーリングに三脚は必要か
まず、なぜツーリングに三脚が「あったら便利」なのかを少し説明させてください。
先にも述べましたが、バイク乗りにとってツーリングは一番の楽しみです。
ツーリングがしたいから、バイクに乗っていると言っても過言ではありません。
そんなツーリングの楽しみ方は人それぞれですが、素晴らしい景色の中を走ることがツーリングの魅力だと感じている人が多いかと思います。
しかし、いつも残念に思うのは、せっかく素晴らしい景色と出会えたのに思い出として残したい「バイクとの2ショット写真」が撮れないことです。
景色のみやバイク単体の写真は撮れますが、自分もその中に収まろうとすると手持ちの自撮りでは難しく、人に頼むか適当な場所にカメラを置いて撮影するしかありません。
特にソロツーリング(一人で走る)時は、見知らぬ人にシャッターを押してもらうのも恥ずかしく、諦めてる人も多いのではないでしょうか。
そもそも、自分以外その場に誰もいないというケースすらあります。
こんな時、「三脚があったら便利なのに」と思ったことが何度もありました。
AOKAのミニ三脚がバイクツーリングに適している理由
では、車載量が少ないバイクに積載するためには、どのような三脚が適しているでしょうか。様々な三脚をリサーチした中で、バイクに積むための三脚の条件は下記の3つをクリアーしていれば十分だと思います。
- 耐荷重が2キロ以上のもの
- 軽くて小さくて丈夫なもの
- お手頃価格のもの
スマートフォンの普及により、軽量でコンパクトな三脚はたくさん販売されていますが、耐荷重はそれほどありません。
一眼レフカメラから、ミラーレスカメラ、GoProなど多様なカメラにも適応できる耐荷重があると、三脚の使用率も上がります。
そんな観点から、耐荷重は2キロ以上あればベストだと考えました。
しかし、耐荷重がしっかりある三脚は大きく、三脚自体の重量も重くなります。
さらにバイクは振動が激しいため、丈夫な三脚の方が良いのですが、できる限り軽量でコンパクトなものが良くなります。
つまり、軽量で丈夫なカーボン製の三脚がベストだという結論に至るのですが、カーボン製の三脚は高価なものが多いです。
AOKAのミニ三脚は、カーボン製の割りにはお手頃価格と言えるでしょう。
また、保証が6年間ついているのも安心です。
これらの条件から、AOKAのミニ三脚はバイクツーリングでの撮影にも適していると思います。
実際の車載状態は
バイクに荷物を積む場合、サイドバッグやトップケース、シートに直接くくりつける他、ウエストバッグやリュックサックに入れて走ります。
当たり前ですが、車よりも積載できるスペースに限りがあり、また、積載できる重さなどにも制限があります。
先にも述べましたが、できる限り荷物は少なく軽量化します。
今回は、既にバイクに設置してあるトップケースとサイドバッグに入れて、それぞれツーリングへ行ってみました。
ツーリングによくいくライダーは、このどちらかを使用している事が多いからです。
それでは、実際の車載状態をお伝えします。
1泊ツーリングはCMP163Cで
大型バイクに設置してあるトップケースは、トップケースの中でも大きいサイズのものです。(55×42センチ、48)
タンデム(二人乗り)で1泊ツーリングの際は、このトップケースに2名分の荷物を入れて行きます。
今回は、宿泊先での食レポなどを動画撮影したく、卓上でも使えるミニタイプ(CMP163C)を持って行きました。
2名分にしては少ない荷物ですが、この他に貴重品を入れているウエストバッグなども走る時は収納しています。
また、ミニタイプなら、ウエストバッグにも入るほどコンパクトなので「荷物が増えた」という感覚はありませんでした。
走行中に、「このシーン撮りたい」という場面に遭遇した際は、交通ルールと安全を確認した上で停車し撮影します。
そのため、できる限り素早く撮影できることも重要なポイントです。
あえてローアングルから撮影すると、より景色の広大さも表現できます。
そんな時にミニタイプはとても便利でした。
ミニタイプ(CMP163C)の耐荷重は3キロほどあるため、一眼レフカメラからミラーレスカメラまで使用することができますが、今回は荷物の軽量化のため、スマートフォンでの撮影をメインにしました。
ツーリングの途中に立ち寄った観光名所でも、片手で持ち運びすることができる軽さのため、気軽に撮影を楽しむことができます。
ミニタイプ(CMP163C)でも全長40センチあり、ブログ用の写真やマフラー音の動画撮影などには十分な高さです。
付属の延長用センターポールを装着すれば更に高くすることができます。
道中、気になった時にすぐに使える手軽さがミニタイプの魅力です。
宿泊先では、夕食の食レポ撮影に使用しました。
卓上サイズのため、目立つこともなく、邪魔にもなりません。
気ままな日帰りツーリングにはロングタイプのCMP163CLを
バイクで走ろう!と急に思い立った日帰りツーリングは、どんな出会いがあっても対応できるようロングタイプ(CMP163CL)を持って出かけました。
約10Lの一般的なサイズのサイドバッグにも、すっぽり収納できるサイズです。
重さも500gと、ペットボトル飲料1本分ほどしかなく、女性でもラクに持ち運びできます。
行く先で突然出会ったフォトジェニックな場所でも、簡単に「映える写真」を撮る事ができます。
ロングタイプ(CMP163CL)にも、スマートフォン用のアダプターが付属でついていますが、このアルミニウム製のアダプターはずっしりしているのに、開口部が非常に柔らかく、スマートフォンの装着がとてもスムーズに行えます。
付属品の延長用センターポールをアタッチすると、ちょうど目線の高さになりました。
ミラーレスカメラを設置しても安定感があり、より撮影の幅が広がります。
ロングタイプの耐荷重は2.5キロのため、レンズ交換可能なミラーレスカメラを装着することができます。
アルカスイスのクイックリリースシューで簡単に取り付け・取り外しできます。
自由雲台の固定台を締めたり緩めたりするネジも、少しの力でしっかり締めることができ、また、緩める時は強い力を必要としません。
延長用のセンターポールを装着しない状態は、バイクを撮影するのにちょうど良い高さです。
風が強い海辺でも、細身のミニ三脚のイメージを覆すほどの安定感があり、カメラから離れても倒れる不安はありません。
フラッグタイプと同じ10層カーボンを採用しているため、しっかりとした安定感があります。
スマートフォンやミラーレスカメラを三脚に装着した状態のままでも軽いため、セッティングも撤収もとても簡単にでき、ひとりでも気軽に撮影できます。
ロングタイプ(CMP163CL)でも、ごく一般的なリュックサックに収納することができます。
バイクにサイドバックやトップケースなどの装備がなくても、持ち運びに困ることはありません。
三脚があることで撮影の幅が広がる
近年、SNSやYoutubeなどの媒体に、撮影した写真や動画を公開する人も増えてきました。
動画を撮影する場合でも、三脚はとても役立ちます。
今回は、Goproを傾けての俯瞰的な撮影を行いましたが、とても安定しており、また軽量のためそのまま自撮り棒としても使用できます。
市販されている三脚ジョイントを購入すればGoproなども装着でき、スマートフォンやカメラだけでなく、Goproなどのアクションカメラも使用可能となるため、様々な撮影に対応できます。
先にも書きましたが、ツーリングの楽しみ方は人それぞれです。
単純に走ることだけを楽しむ方もいますし、バイクでキャンプへ行く人も増えてきました。
どんなツーリングでも、バイクで走行する際は、荷物の軽量化は重要なポイントとなります。
AOKAのミニ三脚なら荷物の邪魔にならずに積載でき、写真や動画を撮影したい人にとっては「ツーリングに適した三脚」だと言えるでしょう。
ミニタイプかロングタイプか
これらのことから、ツーリングの「ひとつの思い出」として写真や動画を残したいという方には、AOKAのミニ三脚シリーズは大変おすすめです。
できる限りの「軽量化」を重要視し、一眼レフカメラなど重量のあるカメラで撮影することもある方には、ミニタイプがおすすめです。
比較的軽めのカメラや、スマートフォンでの撮影がメインの方なら、オールマイティーに活用できるロングタイプがおすすめです。
どちらを選んでも、間違いなく撮影の幅が広がり、そして、撮影するためにまた走りたくなることでしょう。
次のツーリングは、AOKAのミニ三脚と共に出かけてみてはいかがでしょうか。